プレスリリース

DEKRAの監査役会および取締役会の最新人事について

2022年4月13日

2022年4月6日の会議で、世界有数の認証機関であるDEKRA e.V.の役員会およびDEKRA SEの監査役会は、DEKRAグループの取締役会および監査役会の新しい人事案を決議しました。今回の変更に伴い、経営委員会のメンバーはは4名から3名へ縮小されます。 前会長のStefan Kölbl氏は、DEKRA e.V.とDEKRA SEの最高監督機関を率い、監督委員会の会長に就任します。Kölbl氏は、試験・検査・認証業界(TIC)で、25年以上の経験と実績を持つエキスパートで、そのエキスパートが今回監督委員会の責任者となります。 DEKRA e.V.の経営委員会の新しい会長兼DEKRA SEの最高経営責任者(CEO)として、Stan Zurkiewicz氏が就任します。Zurkiewicz氏は、長年にわたりDEKRAのアジア全体の責任者として務めあげ、その後は最高執行責任者(COO)として活躍していました。 社長および監査役会会長のThomas Pleines氏は、長年にわたってDEKRAに貢献し、この度その職務から退くことになります。

  • Thomas Pleines(66歳)が監査役会の役職を辞任
  • Stefan Kölbl (54歳)がDEKRA e.V.の最高監督機関に入り、局長を務めるとともに、DEKRA SEの監督委員会の会長も兼任
  • Stan Zurkiewicz(42歳)がDEKRA e.V.およびDEKRA SEの取締役会会長に就任
  • Wolfgang Linsenmaier(56歳)、Ulrike Hetzel(49歳)が取締役に就任
Thomas Pleines氏は2000年12月よりDEKRAの様々な上級管理職を務め、2011年5月よりDEKRA e.V. 役員会およびDEKRA SE監査役会の両方で議長を務めてきました。その卓越した貢献が認められ、前任者の任期終了後、名誉会長の称号を与えられ、会社との固い絆を維持することになりました。「役員会、監査役会への感謝はもちろんのこと、Kölbl氏との数十年にわたる緊密な協力関係に対し、心からお礼を申し上げたいと思います。経営陣の継続と変革の両方を実現できたことに、満足と誇りを感じています。それにより、20年以上にわたるDEKRAのサクセスストーリーを確実に継続させながら、デジタル変革の課題への道筋をつけることができたのです。」とPleines氏は述べています。
Stefan Kölbl氏は、業界で最も経験豊富なビジネスリーダーの一人であり、DEKRA SEの監査役会の議長を務めています。Kölbl氏は次のように述べています。「『DEKRAグループ2025戦略プラン』では、テクノロジーへの戦略的志向と同時に デジタル・セキュリティとサステナビリティ・サービスの戦略的な位置づけにより、今後数年にわたる強力なインフラを構築しました。特にPleines氏の長年にわたる素晴らしい協力に感謝するとともに、彼の人生の新たな章での活躍を願っています。」
Kölbl氏が取締役会長に就任した2010年以降、DEKRAグループの企業価値はほぼ3倍になりました。この間、グループの売上高は倍以上の35億ユーロに、また利益は130%増加し、従業員数は2009年末の約22,000人から2021年には約46,500人に増員しました。さらに、国際化にも力を注いだため、DEKRA は現在5大陸、60以上の国と地域で活動しています。
Stan Zurkiewicz氏は、オペレーション事業に加え、リージョン・グローバルマーケティング・セールス・経営戦略・開発・コーポレートコミュニケーションも担当することになりました。「この大きなチャレンジに挑むことは、私にとって大きな喜びです。戦略2025とデジタルアジェンダにより、将来の更なる成長への基盤が整いました。そのため、サービスのデジタル化の継続に積極的に取り組み、特に北米とアジア市場での存在感を高める努力をしていきます。」と、Zurkiewicz氏は述べています。
Wolfgang Linsenmaier氏は、引き続きDEKRA e.V.およびDEKRA SEの最高財務責任者(CFO)として、DEKRAグループの発展および業績管理を担当します。それに加え、法務・コンプライアンス・監査、変更管理も担当することになります
DEKRA SEの最高技術責任者(CTO)であるUlrike Hetzel氏は、引き続きサービス部門の戦略的発展・イノベーション管理・グローバルITを担当します。
DEKRA は、コロナ危機の際に強い回復力を示しました。Kölbl氏の時代の終わりとなる3週間後の年次記者会見で、2021年の新しい数値を発表する予定です。Kölbl氏は次のように述べています。「このような人事異動を行うには、素晴らしいタイミングです。経営委員会全体がさらなる成功を収め、組織の手綱を握ることを祈っています。今後、私は起業家としての自由裁量権をより活用し、新たな個人的優先課題に取り組んでいきます。私は、世界中の46,500人のDEKRAの従業員に感謝の意を表します。」